平成の終わりに『最終兵器彼女』の新作描き下ろしを見て泣いた

週刊ビッグコミックスピリッツ 2018年48号(2018年10月29日発売) [雑誌][Kindle版]

週刊ビッグコミックスピリッツ 2018年48号(2018年10月29日発売) [雑誌][Kindle版]

  • 作者:週刊ビッグコミックスピリッツ編集部,のりつけ雅春,丹羽庭,小林有吾,上野直彦,こざき亜衣,石ノ森章太郎,三条陸,佐藤まさき,真鍋昌平,ジョージ朝倉,鍋倉夫,水口尚樹,藤木俊,金城宗幸,にしだけんすけ,吉田戦車,高橋のぼる,高瀬志帆,高尾じんぐ,さだやす,山本英夫,和田竜,吉田史朗,手原和憲,小田原ドラゴン,カレー沢薫,草下シンヤ,本田優貴,ホイチョイ・プロダクションズ,タナミユキ
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2018-10-29

 

あんまり嬉しくて記事を書き出してしまった。

 

 

スピリッツが通算2000号を突破したということで、歴代ヒット作家たちによる同窓会企画が掲載されたのだけど、そのラインナップがアツいということは当然のことながら至極個人的な感動を述べるなら、最終兵器彼女の新作が描かれていることがとてつもなく、ハンパじゃなく、嬉しい。

 

スピリッツ11

 

スピリッツの漫画で印象深いのが「七夕の国」かな。たぶん1番最初に触れたスピリッツの漫画だった。父親が持っていて、トイレの漫画置き場に置いてあったのをこそこそ読んだのを覚えている。小学生の自分には衝撃的なグロさとそれに逆をゆく蛋白なタッチがクセになり、まんまと本棚の「寄生獣」に手を伸ばすきっかけになった。その節はどうもという感じだ。すっかりアフタ購読者になった。七夕の国のオカルトチックというか伝奇モノっぽい雰囲気はほんとに後引いて、いまもかなり影響が残っている気がする。

あとは「ピンポン」ですかね。(読んだ当時の)同年代が描かれているはずなのにメチャクチャ大人びててメチャクチャかっこよくて、もう存在感が卑怯というか、しびれる漫画ですなぁ。アニメも良かった。評判のいい映画は実は見たことがなかったりする。アマゾンプライムにあるしそのうち見たい。

 

懐かしいタイトル(読んだことのないものもとても多かったけれども)が一堂に会するこういう企画はやはり楽しいもので、わけも分からず懐かしい気分になったりするわけです。とめはねとか、クロサギとか世代なので染みますね・・・・・・。

 

・・・・・・で。最終兵器彼女も参加しています。描き下ろしで2頁。

 

いやそこは「いいひと。」じゃないんかいとは感じた。作者の最大のロングラン作品だしドラマ化などもあり一般知名度があるのはこちらだと思ったんですが・・・でもサイカノ好きなので選ばれて嬉しいですマジで。(ドラマでの因縁があるのかと邪推してしまったが)

 

作者の高橋しん先生のツイートで掲載されてると知り
「ほうほう」と手にしてみたわけですが・・・・・・いやこんなの、ビックリするでしょ・・・

 

最終兵器彼女2000

なに普通に最終話の続きから始めてんだよ!!!

 

俺は!!!!そういうのを!!!!いつか出てくれとずっと願い続けてる完全版や文庫版の最後のサプライズ描き下ろし的なので見れたらいいなと思ってたんですよ!!!!!

ここでやるか!ここで!!

最高。ありがとう。ふたりが生きている未来を見ることができて。

冗談じゃなく泣いてる。壊れてしまった世界も、壊れてしまった彼女も。なにも変わらない。救われてなんかない。でもそんなのなんてことないように過ごしているシュウジがの能天気にスピリッツを楽しみにしてる姿とか、言葉じゃなくてもちせの思いが通じている様子が、完全に26歳サラリーマンの乾涸びた涙腺を爆発させている。やめろやめろ。

ナチュラルにシュウジが35歳になってて草生えますよ。連載開始の年からリアルタイムで歳とってたんかい。確かに、その、昔より・・・髪の量・・・が!! あ、でもちせはいつ見てもほんとかわいい。たぶんきっと永遠にかわいいのだ。なんたって最終兵器だもの。歳を取れないのではない、世界がちせにそうあれと、願ったのだ。

 

ガチンコの続編というわけではなく、結構メタいネタもあったりもお祭りムードある描き下ろしでしたけれど、さらっと重要な描写をしてくるあたり油断ならないったらありゃしない。

あんまり書くとクドくなりますけど本当にこの「最終兵器彼女」という作品には思春期をアホかというほど歪められてしまった。2巻の真っ黒いだけの見開きが連続する場面で「漫画にはこんな表現ができるのか」って震えたのが、漫画にのめりこむきっかけのひとつだったかもしれない。泣いて泣いて最終巻で抜いて、とにかく青春をささげてしまったと言える。

いま改めて作品を読むと昔ほどのピュアな目線で見れなくはなっているけれど、この作品が持つ圧倒的な愛おしさとか、絶望感とか、願う人の尊さとか、いまの自分の土台になっているフェチ要素がありすぎる。原点。これが原点なのか俺の。もはやわからなくなってきたけどとにかく大好きだってことは間違いない。

 

そんな偉大すぎる作品の描き下ろしで、あっさりと最終話のその後を見せられてしまった。
反則でしょそんなの・・・。この先どんな未来があるのかと、いや未来なんて存在しえるのかと、どうやったら宇宙と人の恋は共存できるのかと、もう意味不明な思考に陥っていた所で「毎週スピリッツを楽しみにしている35歳になったふたり」の登場である。やってられるか。号泣だよこっちはよ。

 

っていう、たった2頁の描き下ろし漫画で泣いたってだけの話。
「ツイッターでやれ。」

それにしても本当にサイカノは完全版が出ないなぁ。ぼちぼち出てもいい頃合いだと、10年くらい言い続けてますけど、出ません、文庫版も出ません。こないだアニメのBD-BOXは出ましたけど原作はまったくリマスターされません。

子供の頃読んでた漫画が文庫だったり完全版だったりすることがここ2,3年で増えて、そういう歳になってきたのだなぁとしんみり感じますが、ハチクロとサイカノはずっと待ってるのに出ない。頼む~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

アニメ版、評判わるいけど要所要所はきちんと描かれていたし曲は抜群だし俺は好きだよ・・・

 

 

あ、そういえばスピリッツで来週から西炯子先生が連載スタートだとか。楽しみですね。

 

 

 

 

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投稿者:

1992年生まれの社会人男。漫画・小説・ゲーム・音楽等。 FC2でブログを書いていました 正直どうでもいい http://omuraisu0317.blog56.fc2.com

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